考えすぎて行動できない人へ 具体的な行動のステップ

考えすぎて行動できない
アオル
アオル

考えすぎて行動できない人向けに、
行動できない原因と、具体的な行動のステップをお伝えします。

まず、行動できない原因ですが、

目標に集中しすぎているのが原因です。

目標に集中しているから、
行動できないのです。

どういう事かを解説します。

目標に集中するのが良くない理由

目標に集中するのが
良くない理由は2つあります。

過剰な調査・シミュレーション

考えすぎて行動できない人は
調査やシミュレーションをし過ぎます。

とにかく準備をしないと気が済まないので、
情報を揃えた結果、
目標が必要以上に、高い山に見えてしまうのです。

そして、
それを達成するだけの
エネルギーや情熱が自分にあるのかを
疑うようになります。

これが1つ目の理由です。

もう一つの理由は

すでに体験したような感覚

体験と調査、シミュレーションは全く別物なのに、
体験と一致させてしまうことです。

まるで、すでに体験したかのように、
絶望しています。

この2つの理由に共通する欠点は
本能の抵抗に合う事です。

本能は安全であることを重視します。
調査・シミュレーションの結果、
不安や恐怖が強いのなら、
行動しない方が安全だと、本能は判断します。

生存には全く影響のない行動だとしても
本能にはそれが分かりません。

行動しないでいる結果、生存している訳ですから、
本能としては満足な結果なのです。
わざわざリスクを負って行動する必要が、
分からないのです。

当然ながら、本能の力は強力なので、
それを上回る意志がないと行動できませんし、
たとえ強い意志を持って行動できたとしても、
いずれ本能の抵抗に負けてしまいます。

では、どうすれば行動できるでしょうか。
考えすぎても、本能の抵抗に合わずに、
行動する方法をお伝えします。

先ほど、
目標に集中しすぎているから
行動できないとお伝えしました。

ステップに集中

集中すべきは
目標ではなくステップです。

目標に集中するのは、
常に山のてっぺんだけを見るようなものです。

とてつもない困難を乗り越えないと
辿り着けないものと勘違いしてしまいます。

それに対して、ステップに集中するというのは、
階段の次の一段に注目するやり方です。

ステップに集中するやり方には
大きなメリットがあります。

ドーパミンを味方に

それは、ドーパミンを味方につけられるというメリットです。

ドーパミンとは脳内の快楽物質で、
やる気や幸福感を引き起こします。
そして、一度ドーパミンの分泌を味わえたら、
もう一度味わいたいと、脳が欲するので、
自然に次の行動、次のステップに取り掛かれます。

なぜ、目標に集中するとドーパミンは味方にならず、
ステップに集中すると味方になるのかというと、

ドーパミンは
報酬自体の大きさではなく、
期待値に対する大きさで分泌されるからです。

例を挙げると

100万円もらえるだろうと期待していて、
10万円もらった場合は、
なんだ、これだけかよ…

と思ってしまいますが、

1万円もらえるだろうと期待して、
10万円もらえたなら、
ドーパミンが分泌され幸福感を味わえるとともに、
またやろうという意欲が湧いてくるのです。

目標とステップの違い

これを目標とステップの違いで見ると

目標に集中すると
そこに到達するまではドーパミンが分泌されず、
そこまでの道のりは全て困難と認識されます。

確実に進んでいても、
自分では全く評価できず、不満が募ります。

これではメンタルが持ちません。

逆にステップに集中するやり方は、
階段を一段登れば、やる気と幸福感に満たされ、
次の一段が楽しみになります。

いやいや、
ちゃんと目標を短期中期長期に区切って
計画を立てているよ

という方もいると思います。

そういう方が見落としているのは
ステップの小ささです。

十分に小さいステップに分割できていません。

ステップを充分小さく

階段の一段と例えましたが、
本当に階段の一段分のステップに
分割しなければいけません。

自分では小さなステップに分割しているつもりでも、階段4、5段分を一つのステップにしているのではないでしょうか。

本当に簡単なステップを作る必要があります。

僕は人に筋トレを勧める際、
毎日1回の腕立てから始める事を勧めます。

それで筋肉量が増えるの?
それで痩せられるの?

と疑問に思われますが、
新しい行動をする際のステップは
これくらい簡単にする必要があります。

この小さなステップの力は
もう体験している人が多いのではないでしょうか。

WEBサイトで会員登録するとき、
入力項目が多いと、
途中で面倒くさくなります。

逆にグーグルやTwitterのアカウント連動で
簡単に登録できるサービスなら、
面倒くさがらず登録するはずです。

Amazonのワンクリック注文ボタンも
同じ原理です。

莫大なユーザーデータを持つ企業は、
行動してもらうには、小さなステップ、簡単なステップの力が必要だと認識しています。

このページを観ている方は
自分に行動させたい筈ですから、
自分へのステップを十分小さく、
簡単にしてあげる必要があるのです。

ステップを十分小さくして、
実際に行動したら
ちゃんと振り返りましょう。

振り返る

振り返って、一段登れた自分を思い出し、
心の中でガッツポーズしたり、喜びましょう。
この時にもドーパミンは分泌されます。

振り返りは、
行動できない自分という自己イメージを書き換えていく作業で、
この繰り返しによって、次に新しい行動を起こす際、スムーズに行動できる自分になっていきます。

振り返る際は、
ポジティブな要素のみ思い出します。

失敗に注目すると、
ドーパミンが出ません。

そればかりか、本能が再び防衛を意識して
行動できない状態に逆戻りしてしまいます。

失敗に直面したら、
行動しないと分からなかった事を知れたとポジティブに考えましょう。

そして解決手段の調査を
次のステップに設定しましょう。

そして、その際も一度に解決する期待を
自分にかけないで、小さなステップに
する事を忘れないでください。

これができると、
考えすぎて行動できない時に培った
調査、シミュレーション能力が
強みになります。

行動と分離されていた能力が、
次の行動の準備能力になり、
輝き出します。

計画づくり

目標への全体計画を作るなら、
それもなるべく簡単にするべきです。

行動の内容や期限についても簡単に、緩めに作りましょう。

完璧な計画を作っても
計画通り行動するのは
どんな人でも難しい事です。

今は考えすぎて行動できない
という状態なのですから、

今回取り組む計画自体が、
行動できる自分になるための
ステップだと考えて、

小さなステップに分割して、
簡単な全体計画にしましょう。

継続させるコツ

行動を継続するためのコツも
お伝えします。

その行動を連想させるものを
目につく位置に置きましょう。

筋トレなら
部屋の目につく位置に
ダンベルを置くなどです。

また、SNSも活用しましょう。

X(Twitter)やインスタなら、
自分がやりたいと思っている目標と
同じ目標を持っている人を見つけて、
フォローしましょう。

タイムラインにその情報が流れてくることによって、
目標を意識できます。

また筋トレに例えますが、
筋トレをしている人をフォローすることで、
なんとなくSNSを見ている時でも
筋トレを意識できるようにします。

なるべくなら、
関連する写真をアップしている人を
フォローするのがおすすめです。

ビジュアルは、文字よりぱっと見で
必要な情報を取得できます。

まとめ

それではまとめです。

目標に集中しない

見れば見るほど、辿り着けない高さに思えてしまうから。
不安と恐怖が強いと本能が抵抗して行動できない。

ステップに集中する

ドーパミンが分泌され、
やる気と幸福感に満ちた状態で次のステップに臨めるから。

ステップは小さく簡単にする

小さく簡単なステップだから行動できる
本能の抵抗に遭わない。

振り返る

振り返って、さらにドーパミンを分泌する
行動できた自分を振り返ることで、徐々に自己イメージを書き換えていく

計画を作るなら

簡単な計画にする
計画通り進めることより、行動できるようになることが重要

目標への接触頻度を高める

部屋に目標を連想できる物を置く
SNSで同じ目標の人をフォロー

とにかく目標を、
小さく簡単なステップに分割して行動しましょう。

もし仮に目標を達成できなくても、それは大きな問題ではありません。

行動できなかった自分が、
ステップを踏めた、行動に移せたという事実が
何よりも大きな事なのです。

いかがでしたか。
行動するためには、
意志の強さも特別な能力も必要ありません。

焦らず、着実に小さなステップを踏んでいきましょう。

読んでくれてありがとうございました。

YouTube版もありますので、よければ観てください。
https://www.youtube.com/watch?v=cYlgMvxAGXk

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