存在価値の見つけ方

不安解消
アオル
アオル

本日は存在価値の見つけ方について解説します。

この記事は、自分の存在価値は低いと思い込んでいる方、
あるいは自分には存在価値がないのではないか?
と悩んでいる方に向けた内容です。

存在価値に悩んでいるという事は


自分の存在価値に悩んでいるということは、


・自己肯定感
ありのままの自分を認めてあげられる感情や
・自己効力感
自分ならできると、いった自分の力を信じれる気持ち

これが低いということです。

この状態では心が疲れてしまいますし、
何より楽しくありません。

できることなら、
自分の存在価値を感じる
充実の日々を過ごしたいと思っているはずです。

この記事で分かること

この記事では、
存在価値というものを
段階に分けて構造的に解説しますので、
存在価値を見つける道のりがわかります。

また、どうすれば
近道して存在価値を高められるかも解説しますので、
楽しく生きられるヒントになると思います。

存在価値への道のり

まず、存在価値に至るまでの流れを簡単に説明します。

1番下、土台部分に

興味・価値観・経験・性格

というものがあり、
そこから生まれたものが、
他の誰かに価値を提供できる、

経験・技能・知識

という段階になります。

これが洗練されたり、
組み合わさることで、

個性

と呼ばれる段階になります。

そして、個性が評価されると
高い存在価値として自分からも他人からも認識されます。

これが簡単な流れです。

既に気づいた方もいると思いますが、
途中から他人の評価が関わってきます。

そもそも誰もがこのピラミッドをすでに形成しています。
自分に絶望した経験、
特別な技能、知識なんて無いと思ってきた経験、
そんなことを思いながら、今日まで生きていた事も
間違いなく個性です。
すでにオリジナルの個性です。

ですがそんな綺麗ごと、認められないと思います。

なぜなら人は、
それが他人の評価、社会からの評価が伴うもので
あってほしいと思うからです。

そこで1段階目の詳しい解説を始めます。

興味・価値観・経験・性格

この段階で1番重要なのは、
他人の評価は全く関係ないという事です。

ここで他人の評価を気にしたり、
他者との比較で判断してしまうと、
次に進めませんし、
自分を偽って人と関わるようになってしまいます。

存在価値に悩んでいる人の多くは、
この段階から他人の目線で判断してしまって、
無意味に自分を卑下していませんか?

ここは材料、素材の段階です。

この世の中は空き瓶や空き缶といった
いっけん役立たなそうなゴミを集めて、
見事に再加工してしまうのですから、
あなたの素材部分が他人から何に見えたって
全くどうでもいいことです。

持っている素材の価値が分かる人なんて、
まずいません。
他人の素材をどうしたら輝かせられるのかを
真剣に考えている人も、ほとんどいません。

ですので、今すぐ気にするのをやめましょう。

この段階でやるべき事は、
この素材をどう調理・加工するかを考えることです。

ポイントは他人に価値を提供する
ということを念頭に置くことです。

どうやって他人に価値を提供する
経験、技能、知識に調理・加工するかを考えましょう。

価値を提供するといっても、
大袈裟に考える必要はありません。

  • 安いスーパーを教えるだったり
  • 似た経験を持つ人を励ますだったり
  • くだらない話で誰かを笑顔にしてあげるだったり

こんなちょっとしたことでも、
ちゃんと人に価値を与えている行為です。

学歴という要素を調理するなら、
高い学校教育を受けてきた、というならそれは使えそうな素材ですし、
低い学校教育しか受けていない、というならそれも活かせる素材です。
ごく普通の学校教育を受けてきたから平凡です
というなら、それも活かせる素材なのです。

どんな人でも、ここまで生きてきた日々はオリジナルですし、
そこで感じたことも加えれば、もっとオリジナルです。

ただ、せっかくのオリジナル素材を
調理・加工をしていないので、
誰かに価値を与えている実感が持てず
今の時点では存在価値を感じられないだけです。

ですので、自分の素材をどう調理・加工して
それはどんな人にどんな価値を与えられるのか

じっくり考えましょう。

経験・技能・知識

次は経験、技能、知識の段階です。

この経験、技能、知識は
他人に価値を与えられるものという前提です。

ですのでここから、他人や社会の評価が関係してきます。

わざわざ意識していなくても、
仕事はこういったスキルを身につけ、価値を提供する事ですから
既に多くの方が経験していると思います。

仕事でも趣味でも雑談でも何でもいいですが、
他人に価値を提供していれば、これらは自然に磨かれていきます。

ここで意識してほしいのは、
なるべく複数の経験、技能、知識を持つ
ということです。

1つの分野である程度経験を積めば、
それを活かして違う分野に応用することは簡単です。

そうやって連鎖的に技能も知識も繋がって、
経験となり、強固な個性の礎になります。

1つの分野だけで突き進むことも素晴らしいですが
問題に直面しやすくなるかもしれません。

例えば、仕事大好きで仕事以外には興味がないという
仕事人間がいたとして、
仕事中は自分の存在価値を感じ、充実しているでしょうが、
家庭だったり、プライベートの交友関係であったり、
仕事以外の場所では、存在価値を感じづらい現象が起こってしまいます。

もしそういう方がいれば、
仕事以外で見つけた素材も調理・加工し、
他人に価値を与えるものにした方が、
より人生が充実するかもしれません。

個性

序盤でも言いましたが、
今日まで生きてきたという事は
既に個性は持っています。

その個性を誰かの役に立つように磨き上げるのが、
前の2つの段階で、

ここで言う個性は、
あなたははどういう価値を提供できる人間なのか
と言うことを認識してもらうことです。

ですので、自分からできることは少なく、
他人や社会からの評価、認識が主体になります。

複数の経験・技能・知識があれば
かなり強い個性として認識されます。

自分からできることといえば、
自己PRを考えることでしょうか。

というのも、ちゃんとした個性というのは
他人から分かりづらいものです。

きちんと段階を踏んで形成された個性は、
複雑で多方向に渡るからです。

僕たちは漫画のキャラクターではないので、
全然分かりづらくて良いのです。

ですので、それをなるべく相手に分かりやすいように
要点をかいつまんだもの。
それが自己PRになります。

何も就職活動に使うような
自己PRを作る必要はありません。

言葉でもメモでもパワポでも、なんでも構いません。
自分はこういう人間ですよ
こういう価値を与えられますよ
と言うことを伝えられば大丈夫です。

これが上手くできると、
自分を理解してもらえて安心できる
といった効果と、
相手もあなたを理解した上で、
あなたに合ったお願いをしてくる

といった関係が生まれ、

人間関係が圧倒的に上手くいきます。

ここまで行けば、もう存在価値に悩むことはないでしょう。

失敗するパターン

失敗するパターンは
存在価値に悩んで、何か変えようとして
いきなり個性を作ろうとしてしまいます。

なぜ失敗するかというと、
先ほどまでの2つの段階を無視しているからです。

これまでの自分を無かったことにして、
自己プロデュースを始めてしまいます。

この場合は、

  • 奇抜であること
  • 分かりやすい

これを個性の全てだと勘違いして
キャラを作りがちです。

あるいは人の言いなりになりやすいです。

人に価値を提供すべく磨いた
技能も知識を使うこともなく
その元となる素材も無視しているわけですから、
自分自身と乖離しています。

たとえ人から評価されても、
どこかで辛くなり、続けることが困難になります。

ですので、下の2つの段階を経た、
自分自身とかけ離れない個性を
見つける必要があるのです。

存在価値

この段階は、
自分で自分の価値に満足し、
他人、社会もあなたを高く評価している状態です。

評価は

与えた価値の大きさ×与えた人の人数

で決まります。

勘違いして欲しくないのは、
数字を最大化させることが目的ではありません。

1人に大きく深く価値を与える
でも素晴らしい事ですし、

多くの相手に小さな価値を与えるでも
構いません。

大切なのは、

自分が持っている素材を調理・加工し、
人に役立つ経験、技能、知識として使い
個性と認識されるまで積み上げたか

という点です。

こうやってここまで来ると、
過去の辛かった経験も
嫌だった自分も含めて、
だから今の自分があるんだなと解釈でき、
ポジティブなストーリーに変化します。

そして、次のサイクルが始まります。

ここまでで得た
経験や価値観、新たな興味が
次のピラミッドの土台、1段階目となり
新しいサイクルとなります。

これはリセットされてまたイチからやり直し
と言うわけではなく、
より大きな土台のもと、
より充実した存在価値を感じるプロセスです。

自転車で例えると
1番最初のピラミッドが
漕ぎ始めで最も力が必要な状態です。

新しいサイクルに入った
2番目以降のピラミッドは
ギアチェンジのようなもので、
より少ない力で漕ぐことができます。

ですので、より簡単により楽しい
プロセスが始まると考えてください。

存在価値を感じる近道

次に、存在価値を感じる近道を解説します。

自分自身の存在価値を実感でき、
他人や社会の評価も得られる近道は、

場所と相手を選ぶ

ということです。
どういう事かを説明します。

場所を選ぶ

WEB制作のスキルを持っている
Aさんがいたとします。

Aさんは
同じようなスキルを持った
技術者が多数いるWEB制作会社、

自社にWEB技術者が欲しいと思っているけど、
全く人材がいない普通の会社

どちらに入った方が
存在価値を見つけやすいでしょうか。

答えは自社にWEB技術者が欲しいと思っているけど、
全く人材がいない普通の会社です。

WEB制作会社には同じような
価値を提供できる人が多いため、
そこで存在価値を感じるには、
圧倒的に優れたスキルを身につけるか、
他のスキルも磨き、
合わせ技で価値を高める必要があります。

対してWEB技術者がいないけど欲しがっている
普通の会社に入れば、
必要なスキルを持っているのは
Aさんしかいない訳ですから、
もう個性か存在価値の段階にいるわけです。

AさんのスキルがWEB制作会社なら
平均的なスキルであっても、
普通の会社に入れば、飛び抜けたスキルです。

このような感じで、場所を選ぶことによって、
かなり近道ができます。

相手を選ぶ

もう一つ簡単な例を出します。

あなたがおにぎりを持っているとして、
・満腹の人
・空腹の人
どちらにあげた方が喜ばれるでしょうか。

簡単ですよね。
空腹の人にあげた方が喜ばれます。

喜ばれるということは、
高い価値を提供しているということです。

提供するものが同じものであっても
相手によって、価値は大きく変わります。

ですので、
相手を選ぶことは存在価値を感じる
近道になるのです。

存在価値に悩んでいる人は、
特定の場所の中だったり、
特定の相手からの
自分の評価で悩んでいるのかもしれません。

そんな時は、
どんな場所でどんな相手になら
高い価値を提供できるかを、
考えてみると良いかもしれません。

まとめ

それではまとめです。

まず土台となる

興味・価値観・経験・性格

がある。

この段階では絶対に他人や社会の評価で測らない
この素材をどうやって価値に調理・加工するかを考える。

2段階目

経験・技能・知識

他者に価値を提供するもの。

これを洗練されたり、
複数組み合わせることで、
強固な個性の礎にする。

個性

あなたはどういう価値をもたらす人間なのかを
自分にも、他人にも認識してもらう段階。

個性は分かりづらいものなので、
自己PRを考えておく。

存在価値

自分で自分の価値に満足し、
他人、社会もあなたを高く評価している状態。

過去の辛かった経験も
勝手にポジティブなストーリーに変わる。

存在価値への近道

存在価値を見つける近道は

場所と相手を選ぶ

同じものでも
場所と相手によって与えられる価値が違うから。

いかがでしたか。

昨日までがどんな人生であっても、
調理・加工次第で、与えられる価値に変換できます。

もしうまくいかなくても、それは調理・加工ミスであって、
あなた自身という素材は価値も可能性も高いままです。

焦らず、安心して取り組みましょう。

アオル
アオル

読んでくれてありがとうございました。
YouTube版もありますので、よければ観てください。
https://youtu.be/ybt1-j9DxLg

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