僕の経験した「うつを長引かせた3つの失敗」を紹介します。
僕は21歳から15年もの鬱に悩まされてきました。
調子がいい時期はあっても、続かなくて、またすぐ落ちちゃったんですね。
ただ、今から紹介する3つの失敗を止めたら、1年も好調が続きました。
その3つの失敗とは
酒の飲み過ぎ
とにかく考えたくない
不安から逃げたくて、眠れなくて
脳を働かせないために飲みました。
缶ビール6本とか、焼酎ボトル1本とか。
あと、これは僕だけかもしれないけど、酔ってるときは、明るくて社交的な人間になれたんですね。
自分大丈夫だ。自分は普通の人だって思えて、嬉しくて毎日のように飲みに行きました。
酒飲みすぎって色んな人に注意されたんですけど、
大袈裟だなとか、依存してないから大丈夫って思ってたんですよね。
まあ、依存してましたね。
結局、飲みすぎれば次の日に残ります。
二日酔いになっていなくても、飲んでいない日と比べると、気分が沈んでた。
これに全然気が付きませんでした。
夜眠れない、不安でいっぱいになるって人は
病院行って相談して、必要なら睡眠薬もらってください。
そっちの方が全然いいです。
要求に応えようとする
会社だったり親の要求を全部叶えようとしてました。
うつがひどい時は全然働けなくて、金がないから実家にいて
親に金のことを毎日のように怒鳴られてました。
金稼がなきゃと思って、なんとか働くんだけど、またすぐ鬱になって辞めちゃう
そして、金稼げない自分はダメだダメだダメだって考えていました。
こんなことを10年以上続けてたんですね.
今考えれば、無理して要求に応えようとしてたなって思います。
どうして無理してた自分に気づけたかというと
要求しない人たちと会ったんですね。
保健所に相談に行ったりして、相談員という方が支援についてくれたり、移行支援という施設に通ったんですね。
移行支援って福祉系の制度なんですけど、
福祉系で働いてる人って優しいし要求しないんですよ。
要求があっても「生活リズムを徐々に整えていきましょうねー」という感じです。
僕がたまたま、いい人達に会えたって可能性はあるんですが、福祉の人たちは仕事としてやってるから、優しくせざるを得ないんですね。
優しい人なのか仕事だから優しいかなんて、どっちでも良くて、要求しない人と関わることが重要です。
まだそういった支援を受けていない方は、医師やカウンセラーと相談の上、福祉サービスを利用することを検討してみてください。
今まで知らなかった選択肢とか教えてくれますし、サポートしてくれます。
期待しすぎる
先ほどは人からの要求の話ですが、これは自分への要求です。
僕はハタチくらいの時から成功者になりたくて、成功哲学を読みまくってたんです。
鬱になってもその思いを捨てきれなくて、もっと自分はできるはずだとか、鬱から大金持ちになるサクセスストーリを期待していました。
何が良くないって、その分自分を責める訳です。
期待が高ければ高いほど、責めるんですよね。
これも10数年続けて苦しんだけど、
いいかげん諦めました。
ごく普通の社会人になることも諦めています。未来は1ミリも考えていません。
上手く伝わるか分からないですけど、
自分なんてどうせダメだ…
みたいなネガティブな諦めじゃないんですよね。
笑顔で両手挙げながら「降参です」「参りました」「僕の負けです」という感じです。
ポジティブな諦めというか、
諦めの境地って言うんですかね?
以前より圧倒的に気が楽です。
まとめ
ここまで読んでみて、
人の優しさに甘えて、自分にも甘くするなんて、けしからんと思うかもしれませんが、
出来ないことは出来ないし、無理なものは無理です。
足骨折してる時に、100m走の練習してもダメですよね。
足骨折してるのに走って、
タイムが伸びないって嘆いてるような感じだったと今は思えます。
鬱って状態ですよね。
長いことその状態にいると、状態を自分自身だと思っちゃうんですよね。
たとえ自分自身は変われないと信じていても、状態は変わりますよね。骨折したら一生治らない訳ではないですよね。
ですので、
体調を悪くする酒に溺れるよりも、マシな手段で不安から逃げられる方法を医師に相談したり、自他からのプレッシャーに気づいて、いったん距離を置いてみましょう。
何か参考になったなら嬉しいです。
読んでくれてありがとうございます。
YouTube版もありますので、よければ観てください。
https://www.youtube.com/watch?v=R_julaxrpp4